「いじめてません。
これも、愛です」
「……都合のいいときにだけ、愛とかいって。
俺のこと、彼氏とか思ってないクセにー」
“ひーん”と顔をあげて、ゆるふわ王子が、泣きまねをする。
その声に……。
「なになに、琉玖~?
芦川さんとは、もう別れるの?」
クラスの女子が、からかったように声をかけた。
「んじゃ、次は。
あたしが付き合ってあげようか?」
「…………」
これも、愛です」
「……都合のいいときにだけ、愛とかいって。
俺のこと、彼氏とか思ってないクセにー」
“ひーん”と顔をあげて、ゆるふわ王子が、泣きまねをする。
その声に……。
「なになに、琉玖~?
芦川さんとは、もう別れるの?」
クラスの女子が、からかったように声をかけた。
「んじゃ、次は。
あたしが付き合ってあげようか?」
「…………」