義理の兄弟たちは暴走族でした。


「それはその日まで楽しみにとっとけ!」



な?とニカっとした笑顔で雷ちゃんは言う。




「そういえばなんで今日はこんな朝から来れたの?」



悠馬が不思議そうに聞く。


いつも私が覇王の倉庫に来れるのは、母さんが寝た後の夜中に家を抜け出して来ていたから、朝から来るのは不思議なんだろう。




「あぁ。母さんとちょっと喧嘩しちゃって...。」