そして蓮は上体を起こし、机の上に置かれたプリントに視線を向けた。 「これ、どうやんの? やり方教えろよ」 「え?」 ぱちくりと目をしばたかせ、蓮を見つめる。 もしかして…… 「手伝ってくれるの……?」 「ふたりでやった方が早いじゃん」 さも当然とでもいうように、プリントを手にする蓮。 もう、なんでこんなに優しいのかな。 私がいつまでも泣いてちゃだめだ。 涙を拭い、私は蓮に綴じ方の説明をするために立ち上がった。