【完】365日、君をずっと想うから。



今でも、あの日のことだけは、鮮明に覚えてる。



あれは、桜が満開に咲き誇る、4月のことだった。



私はひとり、家の近くの公園でブランコに乗っていた。



一緒に遊んでいた友達が帰ってしまい、ブランコに乗っているのも飽きて、私は帰ろうとブランコから立ち上がった。



そのとき、急に感じた体の異変。



ぐわっと視界が揺れて、倒れるように私は地面に崩れ落ちた。



ど、どうしたんだろう……。



起き上がらなきゃ、そう思うのに体は動いてくれなくて。



流行り病に罹って、熱を出していたんだ。



自分のものとは思えないほど重くだるい体と息苦しさに、涙がじわじわ視界を覆う。