【完】365日、君をずっと想うから。



ポタポタと涙が画面の上に落ちた。



「蓮、蓮……」



メールに込められた想いが私の胸に迫ってきて、蓮への気持ちが溢れるように涙が流れる。



こんなにも、こんなにも優しい想いで見つめてくれていたんだね。



こんなにも、大切に想っていてくれたんだね。



『俺の許可なく強がんじゃねぇよ』



『無理して笑うんじゃねぇよ。
俺は、花にそんな顔させるために未来から来たわけじゃねぇから』



『花は花のままでいいんだよ。
その代わり、上向いてろ』



『俺が、助けてやる。
花の居場所を作ってやる。
これ以上、花につらい思いさせねぇから』



『俺は、花が想像するよりずっと、花のことを大事に思ってるよ』



『花、誕生日おめでとう。
産まれてきてくれてありがとな』



蓮の声が、近くで聞こえる気がする。



いつだって蓮は、私の悲しみを拭おうとしてくれていた。