「僕の幸せは、蓮の願いが叶うことだよ。 親友としてお礼を言うよ、ありがとう」 私はふるふると首を横に振った。 私こそ、シノくんにお礼を言わなきゃいけないのに。 シノくんが教えてくれたから、私達は想いを伝え合うことができた。 あの時間は間違いなく、シノくんが作り出してくれたもの。 だけど、涙のせいでうまく言葉が出てきてくれない。 そんな私に、シノくんが優しい眼差しのまま語りかける。 「それから、もうひとつ。 花ちゃんを呼んだ、一番の目的。 見せたいものがあるんだ、花ちゃんに」