【完】365日、君をずっと想うから。









目を開くと、たくさんの墓石が俺の目に写り込んできた。



一瞬今の景色と記憶とが絡まりあったが、やがて自分がお袋の墓参りに来ていたことを思い出す。



だいぶ長いこと、目を閉じていたんだな。



でもこんな時間では、今までのこと全部なんて到底思い返し足りない。



俺はケータイを取り出した。



そして、未送信フォルダを開く。



花から貰ったメールへの返信が、ここにはたくさん溜めてある。



未来では送れなかった花への返信メールを、俺はこっちの世界に来てから書いていた。



でも、多分花に送ることはない。



花に送るには、本心を書きすぎた。



そして、もう花はこのメールなんてなくても大丈夫だから。