【完】365日、君をずっと想うから。



そんなふうに残りの時間を過ごしていた、ある日。


プラネタリウムで花が行き違いになった、あの日がやってきた。



俺が足を怪我していると分かった花は、一緒に帰ると言って、俺がなにを言おうと折れなかった。



『私はずっと蓮に助けられてばっかり……。
でも、蓮の力にだってなりたいっ。
蓮が大変なときは、私が助けたい……っ』



泣き虫で弱虫で、今にも壊れてしまいそうだった花。



なのに、いつの間にかこんなに頼もしくなっていたんだな。



ずっと、俺が支えて守ってやらなきゃと思っていた。



でもあの日、花は俺を支えて歩いた。



前を見つめて歩く花。



……もう、大丈夫だと思った。



俺がいなくても、俺が後ろから背中を支えなくても、まっすぐに生きていく強さを花は持ってる。



そして、花のまわりには、愛してくれる奴らがたくさんいる。



俺の役目は終わっていた。



これで俺は安心して、もう一度死ねる。