その日から俺はもう一度、人生を始めた。 元いた世界で偶然落ちているところを拾った月島へのラブレターを使い、花に俺の言うことを聞かせることにした。 タイムリミットがある中で、こうすれば少しでも早く目的を果たせると思ったから。 『私をひとりぼっちにしないで』 元いた世界では、俺にしか言えなかった花。 そんな花が、ひとりにならないように。 俺がいなくても、花はひとりぼっちじゃない。 そのことを、教えてやりたかった。 だから花には、心を許せる友達と、家族との和解が必要だった。