【完】365日、君をずっと想うから。







どれくらい時間が経ったのだろう。



あるいはまったく経っていないのか。



突然降り注いだ温かい日差しに、俺は瞼をゆっくりと開けた。



目の前には───花?



花が目をつむり、すやすや寝ている。



やがて俺は、自分が花の膝の上に頭を乗せて寝ていることに気がついた。



そしてここは、さっきまでいた丘だ。



でも、俺は死んだはず……。



……もしかして。


カチリと音を立てるように、ある思考回路が頭の中でできあがった。



ありえねぇ、そう思いつつも、そうだとするならば今の状況はすべて説明がつく。



ポケットの中からケータイを探り出した。



そして、ディスプレイに表示されていた日時を確認すると、


『2016年4月31日……。
……1年前……』



〝タイムスリップ〟

漫画の中で読んだような、そんな言葉が、頭に浮かんだ。