【完】365日、君をずっと想うから。



『俺は、病気だ。
宣告された余命の時期を、もう、過ぎてる……』



『……うそ……うそ……』



花が俺の肩に顔を埋め、いやいやと首を振った。



『やだ……!
そんなこと言わないで、蓮……っ』



『もう、無理、なんだ、よ……』



呼吸ができなくなってくる。



振り絞るように声を上げる。



『死なないで、蓮……!
私をひとりぼっちにしないって、約束したじゃない……っ。
蓮がいなくなっちゃったら、私どうやって生きていけばいいの?
ねぇ、蓮ってば……!』



『は、な……』



なんで……なんで。

最期に見るのが、花の泣き顔なんだよ。



なにか言ってやりたかったのに、もう身体は限界だった。



『蓮が死ぬなら、私も死ぬ……っ』



叫ぶような声が聞こえた瞬間力が尽き、意識が遠ざかっていった。