【完】365日、君をずっと想うから。



次の日、放課後になると、俺は丘へ向かった。



次の日も、そのまた次の日も。



もう死んでもいい、

そう思っていたあの日が、どんどん遠ざかっていった。



俺の身体のせいでどこにも連れて行ってやれなかったけど、その分たくさんの会話を交わした。



俺のなんでもない話を、嬉しそうに聞いてくれる花。



だから、明日はどんな話をしようか、どうしたら喜んでくれるだろうか

気づけば、そんなことを考えるようになっていた。



そして、友達として同じ時間を過ごすうちに分かったことのひとつは、花が初恋の人を今でも想っていること。



〝コウくん〟との中学時代の思い出話をするとき、花は一段と目を輝かせた。



そんなときの花は、いつだって〝コウくん〟しか見ていなかった。



その瞳に、俺を映してくれることはなかった。