蓮はまだ肩で息を切らしてる。 私を捜すために、ずっと走り回ってくれていた蓮。 私がケータイの充電を切らしたばっかりに、たくさんの人に迷惑をかけていたんだ……。 「ごめんね、心配かけて……」 心からの謝罪の言葉を述べると、蓮がそっと頭を上げた。 その顔は、安堵からか柔らかくて。 「無事だったから、いいよ。 無事ならそれで」 「蓮……」