【完】365日、君をずっと想うから。



コウくんは、なぜかまた一瞬悲しそうな笑みを浮かべて、でもそれは見間違いだったのかと思うほどすぐにかき消し、ニコッと笑った。



「今ちょっと大学の方が忙しくて、行けるのは先になっちゃうけど、でも行こうね」



「うん……!
コウくん、ありがとう!」



それから、スクールバックを探る。



「私も、コウくんにバレンタインのプレゼント!」



スクールバックから出したチョコの入った箱を見るなり、コウくんがニコーッと笑顔を深めた。



「うわ、花ちゃんのチョコ、嬉しいな」



「ふふ、ちゃんと美味しいかは心配なんだけど」



「食べていい?」



「えっ、今ここで?」



「うん、今すぐ食べたい」



目の前で食べられるなんて緊張しちゃうけど、子どもみたいに目を輝かせるコウくんに、ダメなんて言えるはずもなくて。