「れ……」 「花ちゃん」 思わず蓮を呼び止めようとした私を、コウくんが呼び止めた。 「遅くなってごめんね。 ……大丈夫?」 コウくんの方を見れば、その瞳は不安げな色に染まっていて。 躊躇いがちに心配してくれたのは、きっと蓮のこと。 そんな顔されたら、目がそらせなくなるよ、コウくん。 「大丈夫……! また会えるし」 永遠に会えなくなるわけじゃない。 なのに、なぜか蓮が遠くに行ってしまいそうな気がして、不安になっちゃった。 コウくん、心配かけてごめんね? 「そっか」