【完】365日、君をずっと想うから。



「ごめん……。
やっぱり、迷惑だったよね……」



すっかり意気消沈し、項垂れて蓮の目も見られないまま、校門の方へと戻ろうとしたとき。



─── ぐいっ



後ろから腕を掴まれ、その力によって、私の足は動くことをやめていた。



そして、

「だれも貰わないとは言ってねぇだろ」

耳に届いた、蓮の声。



「え?」



思わずガバッと振り返ると、蓮が無愛想な表情を浮かべ、つっけんどんに手を差し出していて。



「ん。
しょうがねぇから貰ってやるよ」



「い、いいの?」



「いいから、早く寄越せよ」



「っ……」



私のチョコ、貰ってくれるなんて。



どの女子からもチョコを貰ってない蓮が、あの蓮が。