「蓮は絶対、花ちんのチョコを迷惑だなんて思わないよ」 「え?」 ぐるぐると巡らせていた思考を遮るように、ひかるちゃんの声がスッと耳に届いた。 「蓮は、絶対喜ぶと思うな。 花ちんのチョコ。 友チョコだって、ありだし」 「そ、そうかな」 「それに、最近あんまり会えてないじゃん? 蓮と花ちん」 ひかるちゃんの核心を突く言葉に、私は伏し目がちに小さく頷いた。 「そうなの……」 ひかるちゃんの言うとおり、クラスが違う上に、テストや冬休みを挟んでしまって、全然会話を交わしていない。