【完】365日、君をずっと想うから。



蓮に支えられながら手を引かれて、隣に座るよう誘導される私。



そこに座ったのはいいものの……


向かいならまだしも、隣なんて……!



ち、近いよ……っ!



頰にこもった熱は、まだ引いてくれない。



蓮は考えごとをしているような表情で頬杖をつき、外の景色を見つめている。



透明な静寂が私たちを包み込む。



なにか話さなきゃ……。



話してないと、余計に緊張する……っ。



「……蓮」



掠れ気味の声で、私は名前を呼んだ。



「ん?」



蓮を直視できず、目を伏せ、私はまくしたてるように口を動かす。



「あ、あのね、今日は本当にありがとう。
蓮と遊園地に来られて、すっごく楽しかった。
また……「花」



私のたどたどしい言葉を遮るように、蓮が私の名前を呼んだ。