【完】365日、君をずっと想うから。



自分の気持ちに疑問符を浮かべながらも、私と蓮は係りの人に誘導され、ピンク色のゴンドラに乗り込む。



私たちを乗せた観覧車が、ガタン…と揺れて、ゆっくりと回り始めた。



眼下に広がる景色が、どんどん小さくなっていく。



メリーゴーランドも、コーヒーカップも、おもちゃの模型みたいに見える。



「うわぁ、観覧車なんて乗るの久しぶりだなぁ」



「だろ。
花と遊園地に来てみたかったんだよな、俺」



「え……?」


私と……?



そのとき、風に煽られたのか、ゴンドラが一際激しく揺れた。



「わっ……」



中腰で外の景色を見ていた私は、不意打ちの揺れに、思わずバランスを崩す。



その身体を抱きとめてくれたのは、蓮だった。