自分の気持ちに疑問符を浮かべながらも、私と蓮は係りの人に誘導され、ピンク色のゴンドラに乗り込む。
私たちを乗せた観覧車が、ガタン…と揺れて、ゆっくりと回り始めた。
眼下に広がる景色が、どんどん小さくなっていく。
メリーゴーランドも、コーヒーカップも、おもちゃの模型みたいに見える。
「うわぁ、観覧車なんて乗るの久しぶりだなぁ」
「だろ。
花と遊園地に来てみたかったんだよな、俺」
「え……?」
私と……?
そのとき、風に煽られたのか、ゴンドラが一際激しく揺れた。
「わっ……」
中腰で外の景色を見ていた私は、不意打ちの揺れに、思わずバランスを崩す。
その身体を抱きとめてくれたのは、蓮だった。


