「えへ、うん」
「へー。
これが、俺のこと好きって笑顔か」
「……っ!」
振り返ると、蓮が意地悪な笑みを浮かべていて。
「すっげぇそそる」
「〜〜っ!
恥ずかしいからやめてよーっ!」
「もーらい」
顔をまっ赤にして蓮をぽかぽか殴っていると、その隙に私の手から蓮が写真を奪い取った。
「あっ、写真!」
「これは、俺が貰っとくから。
花には必要ねぇだろ」
「え?」
必要ないって……?
蓮の言葉の意味を理解できず戸惑っていると、蓮が腕時計に視線を向けて声を上げた。
「うわ、もう5時じゃん。
ほら、花、遊ぶぞ」
蓮が私の手を取る。
「う、うん……!」


