「なんすか」
蓮がだるそうに短く答える。
「この公園では、ご来場くださったカップルの写真を撮っているんです。
今なら無料キャンペーン中なので、一枚どうですか?」
「……えっ?」
か、カップル……!?
「ち……」
〝違います〟
慌ててそう否定しようとした声が、途切れたのは、突然蓮に肩を引き寄せられたから。
え、え……!?
何事……!?
「じゃ、一枚お願いします」
パニックになる私のすぐ横から聞こえてきた、蓮の声。
「え?」
顔を上げると、蓮はこの状況を楽しんでいるように、ふっと笑っていて。
「一枚くらいいいじゃん」
さっきのだるそうな態度とは一変、なぜか蓮はノリノリで。


