あんなに小さな規模のジェットコースターだって、私は無理なのに。
「ほら、乗ろうぜ」
「やだ! 絶対やだ!
他に蓮が乗りたいものに乗ろうよ!」
「俺は花とだったらなんでも楽しいし」
「……っ」
なんて不意打ち。
いつだって、蓮の方が上手。
なんかずるいなぁ、蓮ってば。
赤くなった顔を隠すようにうつむいた、ちょうどそのとき、
「そこのお二人さん!
ちょっといいですか?」
突然掛けられた声に、私と蓮は足を止めた。
声がした方を向くと、この公園の制服を着た若いお姉さんが立っていて。
その手には、大きなインスタントカメラ。


