胸がいっぱいになると、なぜだかお腹もいっぱいになるようで、やっとの思いでソフトクリームを食べ終えた私は、蓮とふたりで公園の中を歩いた。
「なにか乗り物乗りたいなー!」
「あれでいいじゃん」
そう言って蓮が指差したのは、小さなジェットコースター。
「一番先頭にでも乗ってくるか」
その笑みが、ギラギラと意地悪な光を放っている理由は分かってる。
「私がジェットコースター苦手なこと、知っててそう言ってるんでしょ!」
「元いた世界でネタは持ってるからな。
花の嫌いなものなら、なんでも把握してる」
微笑みながら、再びギラリと光る蓮の瞳。
悪魔だ……!
本物の悪魔が隣にいる……!
こんな悪魔に、自分のことなんでも話してる未来の私も恐ろしいよ……!


