【完】365日、君をずっと想うから。



「おいしいね、蓮」



チョコ味のソフトクリームを食べる蓮に笑顔を向けるけど、蓮の視線は私のソフトクリームに注がれていた。



「おい花。
溶けてんぞ、ソフトクリーム」



「え? どこ?」



「そこ」



「え? え?」



「だから、そこだって」



溶けてる部分を見つけられず、あたふたしていると。



「あ、落ちる」



綺麗な顔が近づいてきて、舌を出したかと思うと、蓮が私のソフトクリームをぺろっと舐めた。



その動作が自然すぎて、なんの躊躇いもなくて、一瞬理解できなかった。



「セーフ」



蓮はいたずらっ子みたいな笑顔を浮かべる。