【完】365日、君をずっと想うから。







「よし、とうちゃーく」



「わ、ここっ……」



蓮が連れてきてくれたのは、市内でも有名な◯◯公園。



敷地内には観覧車や乗り物があって、小さな遊園地みたいな公園。



平日の放課後にも関わらず、中高校生や親子連れで賑わっている。



ここに来たの、いつぶりだろう。


小学校の遠足以来かな。



近くにあるのに、全然来てなかった。



「今日はぱーっと遊ぼうぜ」



そして、私に手を差し出す蓮。



「え?」



その意図が把握できず、きょとんと首をかしげると、蓮が呆れたようなため息をついた。



「人混みではぐれられても迷惑だから、掴んでてやるって言ってんの」



「あ、ありがとう……」



ドキドキしながらも躊躇いがちに手を伸ばすと、蓮がしびれを切らしたかのように向こうから手を伸ばし、私の手を握りしめた。



言葉とは裏腹に、優しく手を引く蓮。