【完】365日、君をずっと想うから。



だって、


「れ、蓮……」


そこに蓮が立っていたから。



顔の横にケータイを上げた蓮が、ふっと柔く微笑む。



蓮だ、本物の蓮だ……。



だめだよ、ちゃんと蓮の姿を見たいのに、涙でぼやかしてる場合じゃない。



「ったく、久々の再会だってのに、なんつー面見せてんだよ」



蓮が苦笑しながらも、私に近づいてきてくれる。



「夢、じゃない……?」



「夢じゃねぇよ」



「心配してたんだよ?
何事もなかったんだよね、元気なんだよね?」



「何事もねぇし、俺は元気」



そう言う蓮は、前と変わらず元気そうで。



よかった、ほんとに良かった……。