「花ちゃんの話は、蓮からたくさん聞いてるよ」 違和感の原因を思いだそうとしていた私の思考は、シノくんの声に遮られた。 え? 蓮が? 思わずきょとんと目を開くと、 「そう、その蓮! 蓮のことを訊きにシノのとこに来たの!」 まるで、シノくんがなにかの問題に正解したかのようなテンションで、ひかるちゃんが声を上げる。 「蓮、なんでこんなに学校来てないの? 花ちん心配してるんだよ、ずっと」 私は頷いた。 「蓮に、なにかあったわけじゃないですよね?」