【完】365日、君をずっと想うから。



途中でひかるちゃんと別れ、私は自転車に乗って長い坂を登り切り、家に着く。



自転車を庭に停めていると、不意にガチャンとドアが開く音がして、私は反射的に顔を上げる。



家から出てきたのは、お姉ちゃんだった。



お姉ちゃんだ……。



買い物に行くのか、真っ赤なブランド物のバックを肩にかけているお姉ちゃんは、私を見るなり、顔をしかめた。



「花じゃん」



普段私を無視するお姉ちゃんが、私を見てる。



なにか、なにか言われるのかな……。



ドキンと心臓が嫌な音を立てて、反応する。



お姉ちゃんがこちらに向かってツカツカと歩み寄る間、私はまともに顔を上げられずうつむいたままで。