【完】365日、君をずっと想うから。



2人で笑い合っていると、ふいにひかるちゃんが目を開き、あっと図書館には似つかわしくない大きな声を上げた。



直後、図書館だということを思い出したのか、ひかるちゃんが口を両手で塞ぐ。



だけど、依然その表情は焦りでいっぱいで。



視線の先には、私の後ろの壁に掛けられた時計。



「や、やばい……!
ちょー大変!
6時には家に帰らなきゃいけないんだったーっ!
マミーに怒られる……!」



手の下でもごもごと口を大急ぎで動かすひかるちゃん。



「ええっ?」



時計が示しているのは、5時55分。



図書館からひかるちゃんの家までは、自転車に乗って最低でも15分は掛かるって言っていたよね。