そんなふうに自分を奮い立たせながら日々を過ごしていた、ある日のこと。
私はいつものように、図書館で勉強をしていた。
今日は、ひかるちゃんと一緒に。
2人でカリカリとノートにシャーペンを走らせていたのだけれど、
「はわぁぁ!
もう頭がパンクしそううう!」
向かい合わせに座っているひかるちゃんが断末魔のようにそう声を上げたかと思うと、バタッと机に突っ伏した。
突然目の前で倒れこんだものだから、思わず私は肩がびくっと揺らす。
「だ、大丈夫? ひかるちゃん」
周りの迷惑にならないよう、小声でそう訊くと、ひかるちゃんは机に顔を埋めたまま力なく頷いた。
「な、なんとか……。
でももう疲れたよ、パト◯ッシュ……」
パ、パト◯ッシュ……?
突然出てきた有名な犬の名前に苦笑しながらも、私はひかるちゃんに労いの笑みを向けた。


