泣きじゃくる私の頭を、大切なものに触れるように優しく撫でてくれる蓮。
蓮に頭を引き寄せられたまま、縋るようにぎゅっと蓮の背中に手を回して、
「あ……あ、り、がとうっ……」
涙で途切れ途切れになりながらも、お礼を言う。
きっと、この言葉は何度言っても足らないね。
ありがとう。
こんな私を受け止めてくれてありがとう。
こんな私の存在を認めてくれてありがとう。
「ばーか。
花を笑顔にできるなら、なんだってしてやるよ」
蓮が囁いたその声はあまりにも小さくて聞き取れなかったけど、でもなぜか安心感が私を包み込み、私は蓮に身体を預け、目を閉じた。
ねぇ、蓮。
私もね、蓮が想像するよりずっと、蓮のことを大事に思ってるよ。
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