【完】365日、君をずっと想うから。



「ごめんね、こんな時間に……」



すると、私の下がった口角を上げるように、蓮がふにっと私の頰をつまんだ。



私の瞳に注がれる蓮の瞳は、怒っているように見えて、だけどどこか優しさを含んでいて。



「当たり前だから。
花が俺を必要とするなら、いつでも飛んでくるっつーの」



「蓮……ありがとう……」



あともうひとつ。


泣きそうになるのも、蓮のせい。



「で?
俺に話したいこと、あるんじゃねぇの?」



ポケットに手を突っ込み、私の隣に腰を下ろしながら、蓮がそう言った。



突然切り出されたその話題に、やっぱりビクッと心臓は揺れるけど。



逃げるわけにはいかないから。



私はうつむきがちに、肯定するため頷いた。