それからバタンと倒れ込むように、ひかるちゃんは机に突っ伏した。



「遠藤から呼び出しってことは、絶対成績のことじゃん〜〜!」



さっきのHRで渡された成績表のことが脳裏をかすめる。



「成績、よくなかったの?」



躊躇いがちにそう訊くと、ひかるちゃんは突っ伏したまま頷いた。



「もう、花ちんに言ったら軽蔑されるレベルだよ……。
間違いなく補講の呼び出しだ……」



そういえば、前に遠藤先生、授業中に言ってた。


成績不振者は、夏休み補講があるからな、って。