【完】365日、君をずっと想うから。



「ねぇ、蓮。
来年の七夕も、こうして一緒に夜空を見上げようね」



そう言いながら笑顔を向けると、突然フワッとなにかを頭の上から掛けられて、視界が真っ暗になった。



そして、ぐしゃぐしゃと乱暴に頭を撫で回される。



「わっ……」



「風邪引くなよ、チビ」



頭をすっぽり覆ったそれを手に取ってみれば、それは蓮の着ていた薄手のセーターで。



顔を上げると、蓮がふっと柔な笑みを浮かべていた。



「冷えてきたから着とけ、それ」



「ありがとう……」


そうつぶやき、そのまま閉じようとした口。



と、私は慌ててその動きを変えた。



「っていうか、私、チビじゃないもん!」



そこ、すごく引っかかった!



160センチはあるし、クラスでも中間よりは大きい方だし!



「そんなの俺からしたら、十分チビだっつーの」



「むーっ」