「〝蓮とひかるちゃんに出会えて、学校が楽しくなりました、ありがとうございます!〟って」
すると、蓮がぷはっと吹きだした。
手すりにかけていた腕に顎を乗せ、笑いだす。
「それ、願いごとって言わねぇから」
「え?
あっ、たしかに……!」
言われてみれば、願いごとじゃなくて、感謝の文になっちゃった!
「そんなこと間違えるようじゃ、織姫と彦星に見捨てられるな」
眉を下げ、くすくすと心底可笑しそうに笑う蓮。
「えへへ、ほんとだよね」
「ばぁーか」
私に向けられる蓮の目が優しくて、伝染するように私にも自然と笑みが広がっていく。
蓮の隣、なんでこんなに心地いいのかな。
こんなふうにだれかと笑い合える日が来るなんて、蓮と出会うまでは夢にも思ってなかった。
また来年も笑い合っていたいなぁ。


