【完】365日、君をずっと想うから。







蓮の部屋は、男の人3人暮らしとは思えないほど、とても綺麗に整理整頓されていた。



無駄なものがなく、清潔感に溢れている。



ここに蓮が住んでるのかぁ。


そう思うと、なんとなくくすぐったい気持ちになる。



「そこら辺、適当に座ってていいから」



キッチンの方からそう言われ、私はおずおず部屋の中心にあるテーブルの近くに座る。



「なんか食う?」



「あっ、お構いなく……!」



「こんなのしかねぇけど」



キッチンから出てきた蓮がテーブルの上に置いたのは、来客用なのかいくつかのお菓子が乗ったプレート。



「ありがとうっ…」



そう言いながら、私の前に座ろうと屈んだ蓮をちらりと見上げる。



外で会うときとは違う、独特の距離感と心臓の慌ただしさ。



男子の部屋に入ったのなんて初めてだから、緊張してるんだ、きっと。