【完】365日、君をずっと想うから。



─── ドンッ



蓮の声とともに、ドアが開こうとする寸前、私の頭上でなにかを叩く鈍い音がした。



気づけば、後ろに立つ蓮がドアに手をつき、私はドアと蓮の間に挟まれていて。



まるで、帰らせない、そう言っているように。



突然の行動と、背中に感じる蓮との近い距離に、また鼓動が騒がしくなる。



「わざわざ来たんだから、ちょっとは寄ってけっつーの。
そんな顔で帰られても、こっちが気分わりぃから」



耳元で囁かれ、私はこくこくと頷くことしかできなくて。



だって、身体中の血液が沸騰したように熱い。



強引な蓮に、心臓が壊れそうだよ……。