【完】365日、君をずっと想うから。



ドサッ ───



スクールバッグが床に落ちた音が、耳に届いた。



そして、背後でガチャンとドアが閉まった。



「……っ」



私は ─── 息をするのを忘れていた。



だって、蓮の腕の中に包み込まれていたから。



蓮の甘い香りに抱きすくめられ、思わず目を見張る。



心拍数が一気に上がり、心臓が張り裂けそうになる。



「……っ」



な、なんで抱きしめられて……っ。