そして、
『あ、』
と、蓮が声を上げる。
女子達も、そして私も、蓮の言葉を待つように一瞬静寂を持つ。
すると次に聞こえきたのは、さっきまでの優しい声とは一変、蓮の威圧を込めた低い声。
『どんな形であれ、俺の許可なく花を傷つけたら許さねぇから、』
『え?』
『とも言っておいて』
『……っ』
言葉を詰まらせたのは、私だった。
ドキンと心臓が揺れ、直後ドキドキと高鳴りへと変わる。
どうしよう、胸が熱いよ……。
再び、遠ざかっていくだれかの足音が聞こえてきた。
それは多分、蓮の足音。
呆気に取られたような女子達の静寂の中、私は心拍数が上がったせいか膝の力が抜けて、その場にしゃがみ込んだ。
『蓮……』


