【完】365日、君をずっと想うから。



そして、

『あ、』

と、蓮が声を上げる。



女子達も、そして私も、蓮の言葉を待つように一瞬静寂を持つ。



すると次に聞こえきたのは、さっきまでの優しい声とは一変、蓮の威圧を込めた低い声。



『どんな形であれ、俺の許可なく花を傷つけたら許さねぇから、』



『え?』



『とも言っておいて』



『……っ』

言葉を詰まらせたのは、私だった。



ドキンと心臓が揺れ、直後ドキドキと高鳴りへと変わる。



どうしよう、胸が熱いよ……。



再び、遠ざかっていくだれかの足音が聞こえてきた。



それは多分、蓮の足音。



呆気に取られたような女子達の静寂の中、私は心拍数が上がったせいか膝の力が抜けて、その場にしゃがみ込んだ。



『蓮……』