『つーか、花に対してあんた達が抱いてる印象も全然違うし。
あいつ、男たぶらかせるタイプじゃねぇよ?
人見知りで、自分から話しかけるのが苦手なだけだから。
誤解しないでやってくんねぇかな』
『そう、なんだ……』
『誤解してたね、私達』
反省しているような声を上げる女子達に、蓮が優しい声を掛ける。
『なんだよ、あんた達理解あんじゃん。
他の誤解してる奴らにも、本当のこと教えてやってくんねぇかな』
『うん! 蓮くんの頼みなら!』
『みんなにも伝えておくね!』
『さんきゅ。 じゃ』
そう言って、蓮がその場から立ち去ろうとする。
だけど、その足音が途切れた。
蓮が立ち止まったから。


