恐怖にうつむき、ぎゅっと目をつむっていると。 『なに、楽しそうな話? 俺も入れてよ』 耳に飛び込んできた、低くて透き通るような声。 『蓮くん……!』 『蓮くんだ!』 女子の黄色い声が上がる。 そう、この声は蓮の声だ。 さっきまでよりも心臓が早鐘を打ち、スカートを握りしめる手が震える。 だって……蓮まで悪口に参加したら……。 『蓮くん、森永さんに絡まれて迷惑してない? うちら、蓮くんのこと守るよ!』 女子達が声を張り上げ、そんな提案をする。