【完】365日、君をずっと想うから。



蓮が私の頰から手を離した。



「あと、なんでそんなに自信ないのか知らねーけど、もうちょっと自分の容姿自覚したら?」



「へ?」



私の容姿なんて、地味で華もなくて……



「花は可愛いよ」



「……っ」



な、なっ……。



こっちをまっすぐに見つめて放たれた言葉に、胸がドキンと高鳴るのを感じた。



そんなこと異性から言われたことなんてなくて、体が一気に熱を持つ。



と、顔をまっ赤にさせた私を見て、慌てたように上体を上げそっぽを向いた。



「今の、俺が言ったってのは忘れろっ……」



口もとを手の甲で隠す蓮の耳が、ほんのり赤くなっているような気がして。



忘れろ、なんて言われたって……

なんでか胸がざわついて、忘れられないよ……。