【完】365日、君をずっと想うから。



うつむいてしょんぼりしていると、盛大なため息が降ってきて、直後突然伸びてきた手にガシッと両頰をつままれ、否応なしに上を向かされた。



「は、はひふんほっ」



「そんなの似合わねーよ、バカ」



「ふぇっ……」



「花は花のままでいいんだよ。
その代わり、上向いてろ。
言ったじゃん、花の目は綺麗だって」



蓮が腰を曲げているせいで、顔を上に向けさせられているこの状況では、蓮の顔はあまりに近くにあって。



心臓が騒がしさを感じ、

私を見つめるまっすぐな蓮の瞳に吸い込まれそうになる。



そして、蓮の力強い言葉は、私の胸のしこりを溶かしていく。



出会ったあの日、蓮は言ってくれていたね、

『やっぱ、綺麗な目してる』

って。



「蓮……」