『うわー、花ちゃん最低。
もうさ、ハブろうよ、花ちゃんのこと』
『そーしよ!
あんな子は友達なんかじゃないよ、もう』
それからだった。
4人に無視されるようになったのは。
話しかけても無視。
疑惑を必死で否定しても、
『花ちゃん盗み聞きしてたの?』
って、白い目で見られるだけ。
4人は私の前で、楽しそうに遊びの計画を立てたりした。
もちろん、私は誘われるはずもなく。
私は完全に孤立してしまったんだ。
〝友達〟
その関係が、こんなにも脆く、あっさりと壊れてしまうことを知らされた。
そのことがあってから、自分からだれかに話しかけることが怖くなった。
また、ひとりにされたらどうしよう。
また、根拠のない噂をたてられたらどうしよう、って。
そう思うと身体中がすくんで、動けなくなってしまうんだ。
だから高校に入っても、友達を作れなかった。


