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「はぁ……」
放課後、小高い丘に来て、倒木の上に座った私は、ため息を吐き出した。
もう何度目だろう。
たぶん、数え切れないほどたくさん。
うつむき、手紙をぼーっと見つめる。
授業中もこの手紙のことで頭がいっぱいで、ずっと上の空で。
ひとりのお昼は、やっぱり寂しかった。
ひとりじゃない、だれかといる心地良さを知ってしまったから。
それに、昔のことを思い出して、やっぱり怖くなってしまうんだ。
今の状況が、あのときの状況と被ってしまって。
私が友達を作れなくなってしまった原因。
目を閉じれば、今もまだ鮮明にあの日のことが蘇る。
すべての発端は、中学2年生の頃 ─── 。


