【完】365日、君をずっと想うから。



「小暮ちゃんも蓮と仲良いよね。
付き合ってるの?」



へっ!?


れ、蓮と私がっ!?



森永さんのありえなすぎる発言に、思わず食べていた卵焼きを吹き出しそうになる……

のを慌てて堪え、ぶんぶんと手を振って否定する。



「ないない!
えーと、友達!」



友達……と言いながらも、言いなりの方がしっくりくるような。



「えー、ふたりお似合いなのになぁ。
この前小暮ちゃんと蓮が話してるところ見かけたんだけどさ、小暮ちゃんを見る蓮って、びっくりするくらい優しい顔するよね」



「え……?」



「蓮があんなに穏やかな顔で笑うの、想像できなかった。
小暮ちゃんのおかげだね」



「……っ」



穏やかな顔で笑ってくれてるんだ、蓮……。



自分では気づかなかったけど、森永さんは気づいてくれていて。



そっか……


なんだか嬉しいな。



私が蓮を穏やかな顔つきにさせてる、なんてそんなおこがましいことは思わないけど、
でも穏やかな表情を私に向けてくれてるってことが、胸の奥がじんわり熱くした。







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