最初の一歩は軽かった!!
二歩目はもっと軽かった!!
もちろん頭の中は真っ白だ!!
俺は!!
走った!!
飛んだ!!
俺は松岡の腕に噛み付くようにタックル
銃を蹴飛ばして安全を確保…それを確認した警察とヤク専が一気になだれ込んでくる
「クソッ離せ!!童貞!!」
『ガッ!!』
松岡の必死の抵抗で放たれたパンチが俺の顔面にヒット…
「どーてーなめんな…よっ!!!!」
『ガンっ!!!!』
童貞パンチをくらった松岡は一発KO
そして松岡組は全員警察に取り押さえられる
俺は水橋さんの元へ駆け寄り、縄で縛られている水橋さんを解放した
「大丈夫!?水橋さん!?」
「血…出てるわよ。」
水橋さんはそう言ってポケットからハンカチを取り出し、口元の血を拭いてくれた
「あ、ありがとう…」
何故か照れる俺…
「ありがとうって言うのはこっちの方でしょ。バカ…」
「あ…取り合えず外に出よう。」
(何となく気まずいな…)
足を撃たれた西原は救急車に運ばれていた
(無事助かると良いが…)
倉庫から出ると外は真っ暗、海は暗闇…冷や汗をかいた俺には浜風が涼しい
そして俺は水橋さんを倉庫から少し離れた、海を見渡せる有名なデートスポットに連れて行く
(今日しかない…今日しかないんだ…勇気を出すんだ…俺!!)
俺は…
『レズビアン』に…
告白します
