水橋さんは俺から逃げるようにして去っていった

俺はいつものように自分の席に座り、寝たふりをした

水橋さんのことを考えながら…


「トントン」

誰かが俺の背中を叩く

「水橋が立ち去ること風の如しってか(笑)」

(誰だよ?)

俺はその声を聞き顔をあげる