一人きりは、もうすっかり慣れてしまっていた。


森の奥で、一人きりでひっそり暮らすのも楽でいい。


風になびく、長い青銅の髪をすくいあげる。


私の存在は、邪魔だから。
この髪の色が何よりの証拠。


私は、魔女の末裔だ・・・。




私は、レアハンター等に危害を加えられないように、また国の監視が届くよう、このアルバート城の近くの森に軟禁されている。



不自由に思う事はない。


魔女の力といっても、少し癒しの力がある程度。後は、森の動物達と会話が出来る事くらいかな?