「萌花ちゃん?」 後ろを振り向くと萌花ちゃんが立っていた。 学校帰りなのか片方には鞄とブレザーを持っている。 スカートはチェックの柄がついた可愛い物だった。 「久し振りだね♪」 一度しか会ってないのに名前を覚えてくれてた。 「うんっ!この前はごめんね?いきなり帰ったりして…」 「全然気にすることないよ♪それよりチョコ買うの?」 萌花ちゃんはあたしの隣にしゃがんでチョコを手に取りながらそう聞いた。